サイナスリフト治療にかかる費用は?その危険性や体験談を紹介
2024年07月14日
皆様こんにちは!
横浜市鶴見区にありますヴェリタスインプラントサロン、歯科衛生士の荒井です。
今回はサイナスリフトの治療を検討している人に向けて具体的な費用や危険性、実際に治療を受けた人からの体験談を紹介していきます!
サイナスリフトとはどのような術式?
サイナスリフトとは、上顎部分のインプラントを埋入するには足りていない骨量の再生手術です!
まず、骨に穴を開けます。そして上顎洞粘膜を剥がして、挙上します。
上顎洞粘膜が破れていないか確認し、人工の骨の材料を入れます。歯茎を縫合して最終確認をして手術終了です!
ソケットリフトとの違い
ソケットリフトは骨の厚みが5mm以上ある場合に、サイナスリフトは骨の高さが5mm以下や多くの歯を失っている場合に行います!
GBRのと違い
サイナスリフト・ソケットリフトは、主に上顎へ適用される治療法ですが、GBR法は主に下顎の奥歯部分や前歯部分の骨量や厚みが足りない場合に用いられる治療法です!
サイナスリフトにかかる費用
サイナスリフトの費用相場は、150,000円~300,000円程度です。
サイナスリフトは公的医療保険は適用されません。
また、手術で使用する骨補填材が高価で術者に高度な技術が必要なことから、治療費が高額になる傾向にあります!
サイナスリフトに対応できない医院も多々あるため、高額になりやすいです。
サイナスリフトは失敗しやすい?起こりやすい症状とは
上顎洞にあるシュナイダー膜という粘膜は薄いので、ちょっとした拍子に破れてしまうことがあります。
まれなケースではありますが、患者様のくしゃみでシュナイダー膜が破れてしまい、鼻から人工骨が出てくるといった事例もあるため、些細なことにも注意が必要です。
サイナスリフトに潜む危険性
手術中に出血を伴う
手術では、顎骨の側面に窓を作ります。
上顎洞と骨の間にある非常に薄いシュナイダー膜という粘膜があり、破れてしまうと出血や細菌感染などのリスクが高まります。
また、術後は患部への刺激となる「うがい」は必要以上に行わないようにしましょう。
術後2~3日は血の味がすることもあるため気になるとは思いますが、傷の治りが遅くなるので、必要以上にしないでください。
術後で注意すること
サイナスリフトの治療後には、以下のポイントに注意してください。
- うつ伏せ寝
- 激しい呼吸をともなう運動や歌唱
- くしゃみ
- タバコ
患部を下にしてうつ伏せで寝ると、手術した部分に血液が行きわたらなくなり、傷の治りが遅くなるため仰向けで寝るようにしましょう。
サイナスリフトの実際の体験談
痛みが収まらない
サイナスリフトの治療後に腫れや痛みを感じる可能性があります。
治療中は麻酔を行うため痛みは感じませんが、手術後に痛みや腫れを感じることがあります。
手術後3日をピークに、10日間程度症状が気になるケースが多いです。
手術後は鎮痛剤が処方されますが、飲んでも強い痛みが長時間続く方もいらっしゃるそうです。
顔の半分がおたふく風邪みたいに腫れる
痛みは数日経って引いたけど、腫れが治らないという方もいるそうです。
基本的には数日で治りますが、腫れがひどい場合は細菌感染を起こしている可能性があります。
早めに医師に相談することが必要です。 サイナスリフトは危険が潜む手術です。
治療によるリスクを下げるためには、以下の3つのポイントをチェックしてみてください。
丁寧に検査を行っているか
口内トラブルの有無や骨の高さなどをレントゲンやCTスキャンなどできちんと検査することが必要です。
検査が不十分な場合、インプラントを埋入した際に取れる、炎症が起きるといったリスクの可能性が高まります。
トラブルを防ぐためにも、きちんと検査を行っているクリニックを選びましょう。
治療計画を立ててくれるか
治療計画をしっかりと立て、それを丁寧に説明してくれるクリニックを選びましょう。
後から思ったよりも高い金額を請求されたり、治療期間が長くなったりする心配がなくなります。
清潔なクリニックかどうか
サイナスリフトは外科手術のため感染症を起こす可能性はゼロではありません。
クリニックに足を運んで確認して衛生管理がきちんとされているクリニックを選びましょう!
まとめ
最後まで見てくださりありがとうございます!
うえの歯科医院ではインプラントに関わることをサポートしているので気になる事や、もっと知りたい事何でもお問合せください!お待ちしております。
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【 所属 】
医療法人VERITAS理事長
国際インプラント学会(ICOI)会員
厚生労働省認定歯科医師臨床研修指導医
済生会東部病院共同診療医